参勤交代



先日のこと。

およそ3週間ぶりの早番だった私。

朝7時から業務を開始しておりました。

すると早起きして病棟内を散歩していたFさん(50代・男性)

『おはよう!なんか毎日いるね(笑)?』 と声をかけてくれました。

『そう見えますか?今月は夜勤が少なかったからそう思われるかもしれませんね。こう見えても?久しぶりで緊張してますw』 と私。

『いや〜看護婦さんは勤務がバラバラで大変だよねー。』 

『でも慣れちゃったから、夜勤があった方が楽な時もあるんですよ。』

『そっか〜、でも看護婦さんは本当に大変だと思うよ・・・・・















参勤交代だから。』














黙って笑顔で返すのが精一杯でしたwww

“三交替”とおっしゃりたかったのでしょうが

なぜか“参勤交代”になってしまい、それに気付いていない、

満面の笑みで労ってくださるFさんが(いい意味で)おかしくてたまりませんでした。

こういうちょっとした場面で患者さんから癒される私達。

とっても感謝デス




ちょっとだけ真面目



私の父より少し若い脳腫瘍末期の患者さん。

奥様は毎日、朝早くから付き添っている。

奥様の第一希望は『少しでも食べられるうちは食べさせたい。出来るだけ苦痛のないように最期を迎えたい。』というもの。

そのご夫婦と出会ってからどれだけの月日が経過しただろうか。

今日 久しぶりにその方の担当をし、少しだけ奥様とお話する時間を作った。

普段バタバタしっぱなしの我が病棟において

癌末期の患者さんが療養するには不適切だと思う。



その中で過ごす患者さんやご家族はどんな思いでいるのだろう、

私達に不足しているのは何だろう、

という『知りたい』だけの気持ちオンリーだった。



しかし自分の思いばかりが先行して

うまく奥様の気持ちを引き出せなかったように思う。

まだまだ未熟だ。

そして

もっとこの患者さんとご家族に出来ることを探したい。

限られた時間で何が出来るだろうか。


むなしい思い


看護師の力で医師を動かせない時があります。

明らかにおかしいと思う指示なのにそれを阻止できない瞬間、

むなしさが押し寄せてきます。



その要素はあったにも関わらず

リーダーやメンバーが若くて経験や知識不足であるがために

予測できた事態が阻止できず

夜勤で行ったときには人工呼吸器が装着されていました。



日中も苦しくて苦しくて、その原因を解除する為の処置がされた佐々木さん(仮名)。

処置が終わったとき、出てきた言葉は『今、何の処置をしたの?』

苦しいながらも意識がある患者さんに対し、

現在主治医でもない医師が数人でやって来て

本人にきちんと説明せずに処置を始めてしまったのです。

家族を呼んで説明もせず

質問する間も、気力も体力もない佐々木さんはされるがまま・・・

ありえないことです。

そんな質問をされたことに驚きました。

処置に始めからついていなかったとはいえ

そんな環境に患者さんを置いてしまったことに責任や悲しさ、むなしさを感じました。

もちろん、私が最初からいればそんなことはさせません。

しかし現実に起こってしまいました。



申し訳ない気持ちをこめて説明をし

苦しいながらに理解してくれた佐々木さんに感謝せずにはいられませんでした。

なのに・・・

夜勤で来てみれば人工呼吸器装着という姿。

聞けば“いよいよ挿管をしなければならない”という時になって家族を呼び説明。

昇圧剤など複数の薬剤使用のためのCVラインと

ご家族の希望もあり人工呼吸器使用のためのチューブ挿入となりました。

だから・・・だから・・・















先週から言ってたじゃない!!!





















CVを入れないのか?○○科に転科しないのか?

ウチのチームで言っていたことです。

それを、元々診ていた医師が二次的に起こった疾患を理由に自分の科で引き取らず

他病棟で片手間に診ていたからこんなことになったのだとしか思えません。

責任の所在が不明確で、指示も曖昧で、看護師は振り回されっぱなしでした。

何よりも許せないのが、患者さんを置き去りにし、振り回したことです。

佐々木さんがどんな思いでいるか

こんなことになってしまった責任を感じむなしさでいっぱいです。





『今夜が山場』と言われた佐々木さんは一晩がんばりました。

朝になり、やってきた某医師・・・。

『ウチの科に転科します。部屋があればウチの病棟に移動します。

                    お昼から経管栄養を始めてください。』





ふ・ざ・け・ん・な!!!!!







昨夜急変した人に、昇圧剤使われてやっと血圧を保っているのに

部屋を移動???

この状態で経管栄養???

もう出る言葉もありません。

そしてより一層むなさしが増して夜勤が明けたのでした。





これ以上、バカ医者はいりません。



眠れない


明日(正確には今日)からの旅行が楽しみというのもありますが

ひとり気になる患者さんがいます。

グリオーマで入院中のAくん。

まだ10代です。

この間の土曜日に急性水頭症で緊急オペ(脳室ドレナージ)をしました。

日曜日の夜くらいから痙攣のような、シバリングのような不随意運動が出始めました。

私は痙攣だと思うのですが・・・

今日の日中、やはり痙攣か?という状況になり、アレビアチンとドルミカムの投与がされました。

中枢性の発熱もあり、意識は朦朧としています。

お母さんがつきっきりでいらっしゃいますが

お母さんの動揺も激しく、水分さえろくに取っていない様子。



先ほど勤務中に、お母さんに『水分だけでも摂ってくださいね』と

声をかけましたが、とてもそんな気にはなれないようです。

家族背景も複雑で、経過が急激なため、お母さんの動揺も当然のことだと思えます。



お母さんが望むこと・・・私達に出来る具体的なこと・・・

看護師として出来ることって・・・???

そんなことを考えていたら

旅行のことを忘れて眠れない夜になりました。


今日のお言葉



今日の深夜勤。

突然大声で喋りだしたおばあさま。

意識障害が強く、コンタクトが取れませんが

時々独り言のように喋ることがあります。

あまりに声が響くので、たまたま空いてた個室に移動していただきました。

個室に移動した瞬間、おばあさまが私に向かって一言。















オバサン、お便所行きたいよー















86歳のおばあさんに『オバサン』と言われるとは思いませんでした(笑)。

このほか、30分おきにお小水をする89歳のおじいさんとか

テンション馬鹿上がり絶好調で一睡もしなかったおばさま・・・

つ・・・

つ・・・

つ・・・















つかれたぁ〜〜〜〜〜





脳外科は毎日がこんな感じです(笑)。

だから楽しいんですけどね。