マキちゃんから 『予定通り、4月から復帰するよ。』とメールがありました。
あのあと彼女は、入院覚悟で当院の循環器副部長の外来を受診しました。
結果は
“T弁の動きは少し悪いものの正常範囲以内だし心機能も問題なし。
利尿剤を飲む必要もなし。育児頑張って!” と言ってもらえたそうです。
前医の指示で、消化器症状がありながら水分制限&利尿剤内服という
いわゆる『しぼる』状態で極度の脱水に陥っていたようです。
本人はあまりの体調の悪さにいつもの判断能力を欠き、冷静さも失っていました。
副部長の外来を受診する前夜、私が送ったメールでハッとした、ありがとう、と言ってくれました。
それは・・・
『体調が悪い中、長時間の待ち時間を強いられる外来だから少しでも水分摂取してね。』というもの。
それを読んで1回もトイレに行っていない事に気付き、ポカリを飲んだそうです。
その時、ポカリが体にしみわたる感じがしたと言います。
どれだけ脱水だったのでしょうか。
そんな状態でよく育児をしていたと思います。
いえ、しなければならない環境だったために『気力』だけでいたのだと思うと
切なくて、悲しくて、仕事が多忙で彼女の不調を実感することのないご主人を少し恨みました。
受診をきっかけに、看護部長が色々考えていたようで
育児休暇の延長も出来る、と言ってくれたそうです。
彼女は『長く働いてきて、これだけ身内に親身になってもらえて本当にありがたかった。
今回のことを真摯に受け止めて頑張って働きたい。』と言っています。
そんな彼女だからみんな親身になってあげられるのではないでしょうか。
利尿剤の内服をやめてから体調は上昇傾向にあるそうで、それが感じ取れ、
メールの内容もいつもの感じに戻ってきました。
嬉しい限りです。
いつも彼女に助けてもらっている私が
『ゆきちゃんのメールがなければ今頃どうなっていたかわからない。本当にありがとう。』と
言ってもらえたことが嬉しくてたまりません。
大切な人の役に立てたことが嬉しいホワイトデーの夜でした。

