私の父より少し若い脳腫瘍末期の患者さん。
奥様は毎日、朝早くから付き添っている。
奥様の第一希望は『少しでも食べられるうちは食べさせたい。出来るだけ苦痛のないように最期を迎えたい。』というもの。
そのご夫婦と出会ってからどれだけの月日が経過しただろうか。
今日 久しぶりにその方の担当をし、少しだけ奥様とお話する時間を作った。
普段バタバタしっぱなしの我が病棟において
癌末期の患者さんが療養するには不適切だと思う。
その中で過ごす患者さんやご家族はどんな思いでいるのだろう、
私達に不足しているのは何だろう、
という『知りたい』だけの気持ちオンリーだった。
しかし自分の思いばかりが先行して
うまく奥様の気持ちを引き出せなかったように思う。
まだまだ未熟だ。
そして
もっとこの患者さんとご家族に出来ることを探したい。
限られた時間で何が出来るだろうか。

